沖縄パワースポットの旅![]()
「斎場御嶽」は、
那覇から始まる「東御廻り」の14の拝所のうち、
7番目の拝所。
斎場御嶽は、海からやってきた神、
沖縄の始祖「アマミキヨ」が造った七御嶽のひとつと言われ、
琉球王朝の神事の場でした。
琉球王朝では
神の声を聞くことの出来るのは女性であり、
それも、王の親族の女性と決まっていました。
その女性こそ
琉球王朝最高神官「聞得大君(きこえのおおかみ)」。
聞得大君の就任式も
ここで執り行われていました。
▼こちらもご覧ください(前回のブログ)
「聖地参拝の心得とは」
https://bringheaven.net/archives/1325

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▼以下、南城市観光協会サイト「斎場御嶽」より
http://okinawa-nanjo.jp/sefa/
「斎場御嶽」とは
御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で
斎場御嶽は琉球開びゃく伝説にもあらわれる、
琉球王国最高の聖地です。
御嶽の中には、六つのイビ(神域)がありますが、
中でも大庫理・寄満・三庫理は、いずれも首里城内にある
建物や部屋と同じ名前をもっています。
当時の首里城と斎場御嶽との深い関わりを示すものでしょう。
はるかなる琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を
「神の島」といわれる久高島から
わざわざ運び入れ、それを御嶽全体に敷きつめました。
その中でも、最も大きな行事が、聞得大君の就任式である「お新下り」でした。
斎場御嶽は、琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える
「東御廻り」(アガリウマーイ)の参拝地として、
現在も多くの人々から崇拝されています。
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▲大庫理(うふぐーい)
御門口から登っていくと左手に見える最初の拝所です。
大広間や一番座という意味を持っており、
前面には、磚(せん)の敷かれた祈りの場(ウナー)があります。


▲寄満(ゆいんち)
大庫理の岩をぐるりとまわった反対側にあります。
寄満とは、王府用語で「台所」を意味しますが、
貿易の盛んであった当時の琉球では、
世界中から交易品の集まる「豊穣の満ち満ちた所」と解釈されています。

「寄満(ゆいんち)」でお祈りしていると、
後ろの茂みから、ほととぎすの声が聞こえてきました。

来た道をもどります

分かれ道を左に(右は大庫理・御門口)

この広場の右の壁が…



▲三庫理(さんぐーい)
二本の鍾乳石と、三角形の空間の突き当たり部分は、それぞれが拝所となっています。
また、東側に海の彼方に久高島を望むことができます。


三庫理の奥は、小さな拝所になっており
遠くに久高島が望めます。
15年前、ちょうど写真の真ん中の岩当たりに、
きれいな鳥がとまってくれました。
今回は、蝶が2匹舞っていました。
斎場御嶽の映像の中の言葉…
”沖縄にいくつもある御嶽。
その多くは森や岩、泉や川など、
神が訪れる場所を信仰の対象としています…”
その自然に溶け合うように、
静かに、その場所を感じていると、
草木や花はもちろん、
鳥や昆虫、雲の形など、歓迎してくれる存在に
よく出会うようになります。
出会いを喜ぶと、さらに美しく鳴いたり、
優雅な舞いやキレイな姿を
見せてくれたりします![]()
神が訪れる場所![]()
じつは、遠くに行かなくても、
身近な場所でも、
簡単に感じることができたりします。
近くの自然に囲まれた場所で、
気持ちがいいなと感じるところがあったら、
少し休憩しましょう。
そこで、五感を澄ませて、
身体に感じる、
かすかな感覚を受けとってください。
普段、見落としてしまいがちな
小さな存在を意識してみてくださいね。
小さな存在に気付く頃、
あなたの心と身体も、
解放されていることでしょう![]()
(続く)
「沖縄パワースポットの旅3~聖地参拝の心得とは)~」
https://bringheaven.net/archives/1325
「沖縄パワースポットの旅2~東御廻り(あがりうまーい)とは~」
https://bringheaven.net/archives/1309
「沖縄パワースポットの旅1~ガンガラーの谷~」
https://bringheaven.net/archives/1283