こんにちは
「しっかり浄霊カウンセラー」
米澤ゆきえです。
つい先日、お客様とお話をしていて、
この本のことを思い出したので、
皆様にもシェアします。
今、あなたが、
無感情で、無気力で、
笑い方さえも
忘れていて…
すべてが周りのせいだと
感じているなら、
ぜひ聞いてほしい
お話です。
2012年4月6日のブログに補足しました。
▼それでも人生にイエスと言う
http://ameblo.jp/yuup-sonia2010/entry-11215397958.html
V.E.フランクル著
「それでも人生にイエスと言う」 を
著者は、精神医学者である、
V.E.フランクル氏。
ナチスドイツ時代、
アウシュヴィッツの強制収容所に入った
ユダヤ人の精神科医の語る
体験談です。
作者のヴィクトール・E・フランクルは
1905年ウィーンの生まれ。
1942年両親と妻と共に
テレジエンシュタットの
ユダヤ人ゲットーに
移住させられています。
そこで父を亡くした後、
彼らは1944年の秋、
アウシュヴィッツに搬送され、
母親は即ガス室送りとなり、
妻も収容所で死亡。
ヴィクトールだけが生き残り、
翌年の春に、
アメリカ軍により解放され、
ウィーンに戻ることができました。
この本は、
収容所より解放されてから
1年後に、
オーストリアの一般市民向けに
3回講演を行った内容を
書き起こしたもの。
フランクルは精神科医ですが、
収容所の中では、
最後の数週間を除き、
医者としては活動していません。
一肉体労働者として
苛酷な労働に従事しながらも、
精神科医としての目で、
周囲の人々を観察しています。
一緒に収容された人々が
次々と死んでいく中、
生きて収容所を出られた彼は、
非常に運のよい人物でしたが、
アウシュヴィッツに着いた
一緒に着いた母や妻と、
生きて再会することはできず、
彼はその後再婚、
ウィーン大学の教授として
教鞭をとりながら、
米国の大学に何度も招かれ、
そこで講義をしています。
フランクルは、
ナチスの強制収容所で、
地獄に等しい体験をします…
……………
まず、到着時の心理状態は
「ショック」という一言に
集約されるという。
貨車に詰め込まれた人々に、
行き先は告げられていない。
列車が「どこか」に着き、
貨車から降ろされたとき、
誰かが「アウシュヴィッツ」という
標識を発見する。
当時、ユダヤ人の間では、
「アウシュヴィッツに送られること」
=「死」という「式」が定着していた。
自分達がどこに着いたか知ったとき、
人々はまず
強烈な衝撃におそわれる。
到着後にまず行われるのは
「セレクション」(選別)である。
SS(ナチス親衛隊)のメンバーの
わずかな人差し指の動きで、
人々は右と左に分けられていく。
そして、その選別を通り抜け
バラクに着いた人々は、
例えばそれが右側だったとすると、
左側に送られた人間が、
すぐに「風呂場」、、
つまり、ガス室に送られ、
殺されたという運命を知る。
その選別を潜り抜けた人々の
更なるショックは、
私有物との決別である。
彼らはベルト、眼鏡、靴を除いて、
全ての物を取り上げられる。
そして体中の毛を剃られる。
そして、最後に本当の
「風呂場」に連れて行かれ、
わずかな水のシャワーを
浴びるのである。
人々が収容所で生活を始めて
次に襲われる感情は「Apathie」
つまり
「無感情」であるという。
収容所内では
「名前」というものは存在しない。
全てが刺青されたり、
衣服に縫い付けられた
「囚人番号」で行われる。
ちなみにフランクルの番号は
「119104」であった。
そして、収容所内でも、
常に「選別」が続いている。
病気の者、弱った者は
容赦なくガス室に送られる。
また、劣悪な生活環境と
栄養不足のため、
次々と仲間が死んでいく。
(誰が次に死ぬかを、
皆が正確に予測できたという)
そのような状態で
更に生きていくために、
「無感情」であることは
極めて重要であると
フランクルは述べる。
収容所のバラクでは、
狭い板のベッドに、
数人が折り重なるように眠る。
しかし、これまで
いくら不眠に悩んだ者も、
収容所ではベッドに入るや否や、
泥のように眠り込んでしまうという。
また収容所では看守やSSによる
「いじめ」が横行している。
そのような全ての
「非合理性」に対する「怒り」は
「無感情」によってのみ抑えられる。
「無感情」「無関心」で
あったからこそ、
その中で身を守れたのだと
フランクルは言う。
米軍により、収容所が解放され、
「おまえたちはもう自由だ。」
と言われたとき、
囚人の中に、歓声を上げたり、
喜びの表情を浮かべた者は
いなかったという。
「喜び」を表すということにも、
ある程度「訓練」が必要だと
フランクルは述べる。
収容所生活により、
人々は「喜び」という感情があることさえ、
忘れてしまっていたのだ。
フランクルは
収容所内での精神状態を
「内への逃避」と表現している。
全ての感情を押し殺し、
内部に閉じこもる。
フランクルは述べる。
「センチメンタルな気持ちを
一切持たないこと」
これも典型的な反応だと彼は言う。
「もし、妻が死んでいることを知っていたら、
凍った土にツルハシやシャベルを振るう仕事に、
果たして耐えられていたかどうか。」
また、常に、団体行動で
全くプライバシーのない生活で、
人々が憧れていたことは
「孤独になること」であったという。
しかし、そのような中でも
人々は「夢」を見た。
そして、歌などの
「ささやかな娯楽」で心を慰めた。
外での作業の際、休憩時間に歌を唄い、
皆を慰めた男に対して、
皆がスープを底からすくうことを認めた。
(底の方には豆やジャガイモなどの具が
沈んでいる)
……………
私たち人間は、オギャーという
大きな泣き声とともに、
生まれます。
それは何の抑圧もない、
素の感情の表現です。
なのに、もしあなたが、
いつからか、
周囲に関心が持てず、
笑うとか、喜ぶなどの
感情すらわかなくなっていて、
自由がほしいと
感じているのなら、
いつからか、
あなたの周囲は、
感情を押し殺さなければならないような
「環境」だったのかも
しれません。
フランクルはいいます。
どんな苦境にあっても、
明日ガス室で殺されるとしても、
体がもう動かないとしても、
すべての財産を失ったとしても、
地位も名誉も全て失ったとしても…
その現実に対して
どういう態度を取るかという自由だけは、
奪われることはできない…
そこに人間らしさ、
人間の根源的自由があると
説いています。
どんな状況でも、自分の心や態度は選べる
戦争のない今の日本に生きる私たちは、
環境を選ぶことができます。
国家間のカルマに巻き込まれた
フランクルや、
善良に生きていても、
戦争で犠牲になった方々を思えば、
今の私たちは、
感情を持つこともできるし、
いつでも1人になれるし、
自由に生きることができます。
もし、今の環境のせいで、
あなたに自由がないと
感じているのなら、
あなたは、
「自由」を優先しなかっただけで、
自由になる以外の
別のことを
優先したからではないでしょうか。
それは、、
安定とか保身とか、
守護とか信用とか…
今、それらから得ているものも
あるはずです。
あなたが別のことを
優先したことに気付いて、
自由がほしいなら、自由になる方法を
探せばいいのです。
今の環境にいるのが、
苦しくて仕方がないのなら、
また選びなおしても
よいのです。
これ以上、
思い通りにいかないことを、、
周囲のせい、
環境のせいにしていても、
何も変わりませんから。
今、あなたが、
自由がないと感じているのなら、
この本はオススメです。
もしあなたが、
こんなに努力してるのに、
環境が変わらない、
感情も出てこない、自由などないと
感じているのなら、
先天的に魂に受け継がれた
カルマ(業)の影響かもしれません。
その場合、魂の浄化(浄霊)を
オススメします。
「しっかり浄霊カウンセリング」の
メール講座、まもなくスタートします。
ただ今、準備中ですので。
もう少々、お待ちください
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